美容師っていろいろ勉強してます!(デッサン編) 〜大倉ブログ〜

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感動トリートメント

皆さん、ご無沙汰しております!大倉です。

今回は営業時間外の美容師の姿をチョこっとだけご紹介させていただきます。

皆さんは、美容師が皆さんの髪をカットしたり、カラーしたりできるようになるためにウィッグという人形を使ったりモデルさんを呼んでカットモデルやカラーモデルとして練習することで技術やデザイン力を勉強していくことはご存知だと思いますが、今回は「デッサン」を通してデザイン力を学んでいくという、美容室としては一風変わった勉強をしていることも知っていただけたらと思います。

私が講師役となり、スタッフに伝えたデッサンの必要性ですが、以下のような切り口からその必要性を伝えています。

デザイン力アップはイメージの具現化が最重要

これは、当たり前のことですが、曖昧なイメージのまま、カットし始めたりカラーし始めたとしたら、作業の途中でどうしていいかわからなくなったり、失敗したりする可能施が増えますよね。

なので、より具体的なイメージが頭の中に描ける美容師ほど、上手くて、早い美容師と言えます。

ただそのイメージの具現化が元々上手な人もいれば、そうでない人もいます。

そんな時、

「絵を描いてみる」

と、いう行為がとても有効なのです。

その理由の一つが

ヘアスタイルを作る時と同様、手で作るということ。

実は絵を描く時の鉛筆使いの手の動きと、ハサミやブラシを持って行う、美容技術の手の動きには以外と多くの共通点があるのです!

二つ目

何度でも描き直しやすいこと

ウィッグや、モデルさんではやり直しは聞きませんからね〜^^

そして最大のメリットは

バランス感覚が身につく

ということ。

デザインは多くの基準をからくるバランスで出来上がっていますが、立体であるウィッグやモデルさんよりも、平面上の紙に描く絵の方が圧倒的にバランスが取りやすいのです。

まず、平面でのバランスを取れるようにしてから、そのものを何箇所かの方向から(私的にはヘアスタイルなら8点で捉えます)平面で捉えていく行為を繰り返すことで立体でのバランス感覚も養われていくものなんです。

*以下、ヘアスタイル作りを成功に導くためのデッサンの考え方です。

構成要素

 ・面・・・面はそのもののフォルムを表す

 ・線・・・線はそのものの動きを表す

 ・濃淡・・・濃淡はそのものの陰影を表す

基準

 ・対比による基準・・・縦横比等、形のバランスをとる

 ・ボリュームポイントによる基準・・その形の特徴を表す

 ・曲線のアールによる基準・・・動感を作る基準となる

 ・立体感把握の為の基準・・・8方向からみる(できれば描いてみる)事で立体感を掴む

筆圧

 ・筆圧は美容技術に通ず!

こうした数多くの利点を考えると、デッサン(絵に描いてイメージを具現化する)という行為が、物作りのありとあらゆるところ(洋服、車、電気製品、家、家具などなども、まずはデッサン画を描くことから始まります)で利用されているのも頷けるでしょうし、美容師が作るヘアスタイルもそれらと同じ工程を踏むことでよりレベルアップしたものになるはずなのです。

 

さあ、ここで今回の勉強で描いたCHEERSスタッフの作品を見ていきましょう!

断っておきますが決して絵画的な上手さが重要なのではなく、描くことを通してその人の頭の中に、

素早く

具体的に

イメージが湧く訓練なので、あっ、この人絵が下手だから、ヘア作りも下手なんだ。とは思わないでくださいね!(お願いします。。)

まずはバランス感覚抜群のauraの長澤理恵の作品から

いいですねー

続いて陰影による立体感を重視した志木店の中村正隆の作品

続いて丸さをデフォルメで強調したCHEERS for hair 山野井誠の作品

そして、志木店木村猛の躍動感溢れるバックサイド描写

続いては難しい角度に挑戦した、志木店浦野友希の作品

そして今回大成長した、CHEERS for hair 角田眞裕子の作品

最後に先生役の私の作品!(あんまり上手くないけど。。。)

いかがでしたか?

美容師が何を考え、どんなことをして皆様のヘアスタイルに携わらせていただいているのかの一端をご紹介さ施ていただきました!

次回もお楽しみに〜〜^^

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